幽体の囁き
超指向性スピーカーによる空間音響技術で,空間に気配感を蘇らせ るプロジェクト. 2016年の県北芸術祭では,空間インスタレーショ ンとして廃校の校庭に教室の気配感を作り上げた.また県北芸術祭 では建築家の妹島和世とのコラボレーションによる,見えない川を の流れを聞く作品「空気のせせらぎ」も展示された. 人間のオーディオビジュアルをその個人から切り離し,空間に存在させること で,空間の時空間特性を変化させる. 在りし日の音,物質的に存在しない身体, 人間存在のデータ化物象化,我々が伝統文化の中で思い描いてきた感じられな いけれど確かにあるもの,それは不可視のデータだったのかもしれない.

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